髪の毛について
髪の毛は毎日のストレス、紫外線、健康状態、加齢と共に変化していきます。
皆さんは髪の毛や頭皮のケアをしてあげていますか?
目次
髪の毛の構造を知ろう
髪の毛は何で出来ているの?
- ケラチンタンパク質(約80~90%)
- 水分(約12~13%)
- メラニン組織(約3%以下)
- その他(脂質、その他の原子)(約1.6%以下)
*ケラチンタンパク質…..シスチンというアミノ酸が多く含まれています!
髪の毛の断面について
髪の毛はまず、「メデュラ」、「コルテックス」、「キューティクル」と呼ばれる3つからできています。
では以下それぞれを簡単に説明します!
メデュラ….メデュラは髪の毛の中心にあり、繊維状ではなくたくさんの細胞が集まったものです。
赤ちゃんや、白人などの細い毛には存在しない事もあります。
コルテックス.…コルテックスは、繊維状の細胞からできており、このコルテックスで髪の強さや、太さが変わってきます。
キューティクル….キューティクルは、よくCMや美容院で耳にした事もあると思いますが、髪の毛の表面に存在するウロコ状の膜のようなものです。
このキューティクルは、髪の毛の水分やタンパク質が逃げないようにしてくれています。
髪の毛の抜ける周期(毛周期)
まず髪の毛は平均して1ヶ月に約1cmは伸びています。
そして一本あたりの寿命は、平均して約5年ほどです。
一日の平均として10〜100本髪は抜けます。
- 成長期初期…毛母細胞が分裂・繁殖を繰り返しいる時期
- 成長期…毛乳頭(髪の毛の成長を担う司令塔)が、栄養をたくさん吸収し毛が伸びて太くなる。(5~6年)
- 退行期…毛母細胞の分裂が止まりはじめ、毛乳頭が栄養を取るのをやめる。(2〜3週)
- 休止期…2〜3ヶ月にかけて自然と髪の毛が抜けます。
異常な毛周期
ストレスや紫外線または医療(放射線)の影響で髪の毛は時に、異常な毛周期に陥ります。
成長期初期→退行期→休止期
こうなると脱毛や、薄毛の原因に繋がっていきます。
毛周期をみて分かるように抜けるまでには約5〜6年はかかりますが、脱毛の方は初期の段階ですぐ抜けてしまいます。
夜更かしは要注意
こんな方も要注意ですよ!
「最近髪の毛が伸びるの早いな〜」
「美容院に行かないとすぐプリンになっちゃう」
こんな事ないですが?夜更かしが原因の可能性があります。
夜更かしをすることにより、夜間でも髪の毛が成長してしまい、休めない毛根は疲れてしまいます。
その結果早くに、退行期に突入してしまい髪の毛、肌と共に老けを促進させてしまいます。
髪の毛にダメージを与える要因
- 熱….乾いた状態だと180度、湿度70%で70度、湿度97%で55度で髪の毛のタンパク質にダメージを及ぼします。
- 摩擦….ドライヤーで髪を乾かした時に半乾きで寝たり(枕との摩擦)、無理なブラッシングににより摩擦が起こり、キューティクルが剥がれてしまいます。
- アルカリ….髪の毛は、弱酸性の為酸には強いが、アルカリ性には弱くpH12で溶け始めるます。
*ヘアーカラーやパーマといった化学処理をするとアルカリ剤の影響で髪の毛が、溶けてしまい一回で0.03mm細くなります。
- 紫外線….紫外線は、髪の毛の大敵です。キューティクルを編成させるタンパク質を破壊し、ダメージが進むと髪の毛の内部が空洞化します。
pHとは
酸性・アルカリ性には、強い弱いの度合いを表す記号があります。
この強さを表す記号を「pH」(ピーエッチ)と言います。
- 酸性…3.0未満
- 弱酸性…3.0以上6.0未満
- 中性…6.0以上8.0未満
弱アルカリ性…8.0以上11.0以下- アルカリ性…11.0以上
髪の毛のトラブルと原因
白髪
原因
加齢による白髪の場合は、平均して30代前後から増え始めます。
遺伝子状20代後半と早い時期から生えてくる人もいます。
その他の栄養不足や、寝不足、過度なストレスなどによっても増えてきます。
ケアの方法
- 頭皮マッサージ
- 有効成分が入った食物をとる
- 睡眠をしっかり取る
頭皮マッサージ
白髪が増えてきているということは、髪の毛のメラニン色素が失っているということです。
その為血行促進させ、色素形成細胞を活性化させる為に頭皮マッサージをしましょう。
新陳代謝亢進、血液循環改善
- ごま、アーモンド、たらこ、すじこ、など(ビタミンE)
- レバー、肉類、魚介類、豆類、卵黄など(ビタミンB6)
- うなぎ、うずらの卵、いわし(ビタミンB2)
メラニン色素を作る食べ物
- チーズ、ヨーグルトなどの乳製品
- カツオ、ぶり、しらすなど魚類
フケ、かゆみ
原因
フケやかゆみがでる場合は、ストレスで頭皮の環境が乱れる事からの原因が多いです。
ターンオーバーが乱れて、水分や油分のバランスが崩れ、かゆみも出てきます。
シャンプーの後もしっかりすすぎ落としてください!フケやかゆみの原因となります。
ケア
- 頭皮の乾燥….水分・油分を補うケアを行う
- 頭皮が油っぽい場合…引き締め効果、殺菌効果があるヘアトニックを使う
まとめ
その人の見た目や印象までをも変えてしまう髪の毛ですが、若いからといって適当に扱っていませんか?
いつまでも若々しくいる為に今のうちから、髪の毛を大切にしていきましょう。
また今症状が出ている方も普段の食生活や睡眠、またマッサージなどで髪の毛は回復してくれます!
美しく年を重ねる為にヘアケアーはしっかりしてあげましょうね!